美容看護師になりたいけど、面接不安だよ〜
競争率も高いしどう対策をとればいいかわからない…
正直、看護師は厳しい就職活動をしてきた人は少ないので、面接スキルが低い人も多いです…
美容クリニックの管理職、面接官業務をしていた私も面接で3回落ちた経験があります。
その経験から転職スキルがないことが明らかになり、対策をするようになりました。
今回この記事では、私が内定を勝ち取った時の面接返答内容例や、美容クリニックで面接官をしていた時に実際に質問していた内容と面接のポイントをまとめました。
この記事を読むことで、面接時に聞かれるであろう質問の返答をあらかじめ考えられるため、心に余裕ができるでしょう。
美容クリニックの面接は看護師資格を持っていたとしても、対策をとっていなければ落ちてしまいます。
内定落ちしてから再度応募するには1年期間を空けなければいけないこともあるので、徹底的に対策して挑みましょう。
\ 転職初心者の方の転職スキルUP /
【ここからスタート】美容クリニック面接対策の事前情報収集方法2選がOK
質問の前に面接時における情報収集方法についても整理しておきましょう。
- 3つの媒体から情報を得る
- 転職エージェントで最新情報を得る
この2つから見るべきポイントまでお伝えします。
美容クリニックの面接対策では手を抜かず、やりすぎたなと思うくらいやり込むことが大切です。
書類審査を通過し、面接をしてもらえることだけでも内定の可能性があります。
美容クリニックでは応募する人が多いので、面接の機会すら与えてもらえない人がいるのも事実です。
大切な機会なので情報収集から徹底的に行いましょう!
3つの媒体から情報を得る
クリニックのホームページだけじゃダメなの?
1つの情報源だけだと不十分です。
面接でも不利な状況になることがあります!
- ホームページ
- SNS
- 採用情報サイト
この3つから情報を得ましょう。
ホームページ
どこのクリニックにもホームページはあり、得るべき情報は以下の通りです。
- 企業理念
- クリニックの歴史
- 診療メニュー
- スタッフの声
- スタッフの働き方
面接を受けるクリニックの強みや押したい理念などがホームページからわかります。
企業理念に理解があるスタッフと一緒に働きたいと思っているので、自分の考えとリンクする情報を網羅していきましょう。
スタッフ研修についても記載しているクリニックがあるので、研修の流れやスタッフの声からも魅力的に感じたポイントを面接にて述べられると良いですね!
SNS
今ではSNSをしていないクリニックは見当たらないくらい主流になり、力を入れているクリニックがほとんどです。
SNSから得たい情報は以下の4つになります。
- スタッフの声
- 研修状況
- 募集状況
- 押したいメニュー
クリニック側はどれだけ興味があるのか、関心が深いのかを知りたいと思っています。
運用しているSNSは全てチェックし、質問返答内容に組み込みましょう。
採用情報サイト
採用情報はクリニックのホームページ内にあるものを優先的に見るようにしましょう。
ホームページになければ、採用情報サイトから情報をピックアップする必要があります。
- 募集の有無:実際に募集しているのか
- 業務内容:業務内容に理解は得られるか
- 勤務時間:開始時間と終業時間の確認
- 勤務日数や休日:ライフステージと合うか
- 給料や賞与、昇給:研修時の給料も確認
- 福利厚生
- 研修期間:基本的に6ヶ月が主流
上記の内容を確認しておきましょう。
午前診察と午後診察がある場合は、間にある休憩時間の使い方も考慮しなければいけません。
子供がいる場合はあらかじめ日曜日が休診のクリニックを選ぶのも1つです。
楽しいだけでは長く働けないので、自分の希望と合っているのかあらかじめ確認しておきましょう。
転職エージェントで最新情報を得る
最新の情報は転職のプロであるエージェントが知っているため、不安な方は頼るのも1つです。
働いている美容看護師やクリニックに最新の情報を聞いているため、情報に信頼性があります。
転職エージェントを使うとお金がかかるから不利になるって聞いたことがあるよ?
確かに転職エージェント経由で採用になれば、美容クリニックは転職エージェントに紹介料を支払います。
ですが、転職エージェントからの情報によると、美容クリニックには一定数転職エージェントの枠があるそうです!
実際に私の同僚にもエージェント経由のスタッフがいます!
利用者である私たちは無料で使えるので、特に転職初心者の方や不安が強い方は、登録しておいて損はありません。
- 美容クリニック情報収集
- 書類添削
- 面接対策(付き添いをしてくれる場合もあり)
私が利用した転職エージェントも2つ紹介します。
- 全国複数社あり、そこへ出向き、直接的にアドバイスがもらえる
- 美容だけでなく、病院の情報も多くある
- 家から出たくない人はめんどくさい
- オンライン上でアドバイスがもらえる
- クリニックの情報を細かく随時送ってもらえる
- 直接面接指導がない
私自身、転職エージェントの力を使って転職スキルを身につけたと言っても過言ではありません。
転職エージェント経由で美容クリニックを必ず受ける契約はないので、スキルを身につけたい方はぜひ登録から始めてみてください。
美容クリニック面接でよく聞かれる質問1〜10選
ここからは私が面接対策していた内容や、面接官をしていて聞いていた内容をまとめて紹介します。
回答例も紹介していますが、参考程度にし、自分自身の状況に当てはめて考え直すようにしてくださいね。
本番は緊張してしまうため文章で覚えるのは危険です。
伝えたい単語を覚えて、後は文章として組み立てればOKです。
回答例なしのバージョンが欲しい方は、インスタグラムにて無料でプレゼントしているので、コチラの投稿をご覧ください。
それでは1つずつ質問と回答をしていきましょう!
【質問1】長所、短所を含めて自己紹介してください
「はい、◯◯ ◯◯と申します。前職では◯◯病院にて救急病棟の看護師をしており、その経験から冷静に物事を判断することが可能です。長所は自分の意見を持って他人に伝えられることですが、人と意見がぶつかってしまうことが短所として挙げられます。その経験からまず相手の意見を聞き、自分の中で受け入れてから意見を伝えるように努めています。」
【回答ポイント3つ】
- 名前や年齢、現職もしくは前職の業務内容や歴を簡潔に伝える
- 長所と短所は相反する内容が無難
- 短所の対策もセットで伝える
長所や短所はそれぞれ聞かれる可能性が高いですが、自己紹介に含めてという質問内容もよく出ます。
それぞれあらかじめ考えておき、つなげるだけでOKです。
自分の長所や短所がわからない方は働いて経験したことから探したり、他人に聞いてみたりするのも1つですね。
美容クリニックで役立つ経験や考えを持っているか
必ずしも大きな成果を挙げている必要はありませんが、今までの経歴や考え方は聞いておきたいところです。
不安になってしまう気持ちはわかりますが、自信を持って自分の経験や考えをぶつけましょう。
【質問2】志望動機を教えてください
「はい、私は自分の美容整形の経験から美容医療に興味を持つようになりました。施術に不安を抱く私に担当美容看護師の方が優しく声をかけてくださり、不安軽減をしてくれたことをきっかけに、私も美容看護師を志すようになりました。」
【回答ポイント3つ】
- 興味を持ったきっかけを伝える
- 経験から伝えることで信頼感UP
- 経験がない人は企業理念から抽出してもOK
看護師という複数の働き方がある中で、なぜ美容看護師を志すようになったのかは必ず聞いておきたい項目です。
給料が良い
日勤だけが良い
お得に美容整形がしたい
本音はそうであっても、面接官に伝えるのは控えておく方が印象が良いです。
美容整形の経験がない方は、企業理念やSNSなどから抽出した内容に共感を得られたことを伝えても良いですね。
美容看護師を長く続けられる理由なのかが聞きたい
すぐに辞められてしまうと指導の時間が勿体ないため、可能な限り長く働ける人材を希望しています。
志望動機が薄いとやる気がないように見えてしまうので、長く働いてくれると思われる理由を伝えましょう。
【質問3】複数のクリニックの中で当クリニックを応募された理由を教えてください
「はい、貴院は企業理念に◯◯と挙げられており、私が志す美容看護師像と同じ考えだったので応募しました。」
【回答ポイント3つ】
- 企業理念や歴史から抽出する
- ホームページやSNSなど惹かれたところを伝える
- 考えがリンクしている点をアピールする
今は多くの美容クリニックで溢れています。
複数のクリニックの中でなぜ応募したのかを簡潔に答えましょう。
クリニックの情報収集をしていく上で、共感を得たり興味が出たりしたことを伝えましょう。
面接官からするとたくさん調べてくれたんだなと思える部分なので、思う存分アピールしましょう!
他のクリニックと差別化された理由を聞きたい
可能であれば他のクリニックにはない、強みを抽出して答えられると良いですね。
【質問4】あなたの強みを当クリニックでどのように活かしますか
「はい、私の強みは救急病棟で培った冷静に判断する能力なので、日々の業務にてイレギュラーなことが起きても冷静に対応し、患者様に安心感を与えられる美容看護師になりたいと思っています。」
【回答ポイント3つ】
- 自分の強みが理解できているか
- 強みとクリニックの特徴が合っているか
- 美容クリニックでの活かし方を理解できている回答をする
ここではあなたの強みと美容クリニックの特徴や特色に合わせた回答を行いましょう。
強みを活かして今後どう働いていきたいかを伝えられればOKです。
自己理解ができており、クリニックへの貢献を考えられているか
自己分析はできている人が多いですが、その先にあるクリニックへの貢献についても伝えられるとポイントが高いですよ!
【質問5】現職で努力していることは何ですか
「はい、現職で努力していることは、わからないことを何度も聞かないように自分でノートを作り、復習して自分の糧にしている点です。」
【回答ポイント3つ】
- 実際に努力している内容を伝える
- なぜそれを始めたのかきっかけを簡潔に伝える
- 努力した内容をどのように活かしているかアピールする
現職もしくは前職でも何かしら努力した内容を伝え、そのきっかけやどのように活かしたのか伝えましょう。
完璧な人はいないので、完璧に近づけるために努力したことを経験談に基づいて話せるとベストですね。
苦難や問題があった時にどう乗り越えて来たのか聞きたい
努力のやり方は人それぞれなので、問題が起こった時にどのように対応するのか、問題解決能力を知りたいです。
【質問6】前職(現職)での成功体験や挫折体験はありますか?
「はい、現職で挫折したことは、(エピソード)で患者様に寄り添えていないと感じたところです。その経験から患者様の求めていることや家族背景を考え、他の職種と情報共有を行って退院調整できたことが成功体験です。」
【回答ポイント3つ】
- 挫折体験と成功体験は1つのエピソードで伝えるとわかりやすい
- 挫折体験で学んだことを簡潔に話す
- どのように工夫して成功体験となったのかを伝える
挫折体験をして、そこから学んで成功体験に持って行ったエピソードがあれば1番構成として美しく、話しやすいです。
挫折体験から学んで改善したことを伝え、問題解決能力があるところをアピールしましょう。
挫折経験から何を学び、どのように工夫したのか知りたい
誰しも挫折した経験はあるはずなので、そこから学んだことや成長した過程を話しましょう。
病棟の過去はあまり思い出したくないこともあるけど、エピソードは整理しておいた方がいいかもね
【質問7】得意分野や不得意分野は何ですか?
「はい、得意分野は点滴挿入です。自分から率先して業務を行っていました。苦手な分野は体位変換です。特に上方移動が苦手で身体を壊さないようにスタッフを呼んでいました。」
【回答ポイント3つ】
- 得意だった内容は美容クリニックでも使える内容が良い
- 不得意分野はクリニックで使われない内容がおすすめ
- 簡潔に伝える
ここでは看護技術について答えていきます。
看護技術は複数ありますが、美容クリニックで今後も使っていく技術は得意として、あまり使われない技術は不得意分野で挙げると良いです。
嘘はダメですが、苦手なことがなければ正直に伝えましょう!
得意な分野や不得意な分野が当クリニックで働いた場合、どう活かせるか知りたい
美容クリニックで使われるであろう看護技術を情報収集時点で予想しておくとスムーズに回答できますよ。
【質問8】当院のホームページは見られましたか?また、どう思いましたか
「はい、拝見しました。ホームページの企業理念に記載してある◯◯という部分に共感し、私の◯◯という強みが活かせられると感じました。」
【回答ポイント3つ】
- 正直な感想でOK
- 自分の強みや考えにつなげられると良い
- ホームページの熟読は必須
伝える内容は他のクリニックと比較して、感じたプラスポイントでも良いです。
ホームページから情報収集して、自分の考えや特色とつなげられるとアピールするチャンスにもなりますよ。
ホームページの内容は覚えてしまうくらいの勢いで見る必要があります。
ホームページをしっかりと見てきているか
本当にここのクリニックで働きたいのか本気度を見ています。
しっかりと見てきていれば答えられる内容なので自信を持って答えましょう!
【質問9】当院のSNSは見られましたか?また、どう思いましたか
「はい、SNSに研修の流れやスタッフの声もあり、入職後のイメージしやすく、より一層働きたい気持ちが増しました。」
【回答ポイント3つ】
- SNSで見た内容を伝える
- 感想を素直に伝える
- 自分の考えや今後につなげる
SNSは力を入れているところも多く、チェックしていることを伝え、感想や自分につなげた意見も言いましょう。
昔私は聞かれて見ていませんと正直に伝え、落ちました…
興味があるのであればホームページだけではなく、そのクリニックが運営している媒体全てに目を通しているはずなので、しっかりとアピールしましょう。
SNSまでチェックできているか
InstagramやYouTubeにて研修の流れをピックアップしていることも多いです。
内容をチェックしていれば話もスムーズなので、くまなく見るようにしておくと聞かれた際に自信を持って答えられますよ。
【質問10】ご自身の課題は何ですか
「はい、病棟と美容クリニックでは敬語やマナーも異なる点が多くあると思うので、接客スキルに課題があると感じています。マニュアルがあれば読み込み、先輩をよく見て気持ちの良い接客をしたいと考えています。」
【回答ポイント3つ】
- 課題の把握ができているか
- 課題の解決策も考えて伝える
- 病棟と美容クリニックの違いが理解できているか
現職で課題があればそれでも問題ありません。
大切なことは課題の把握と解決策、それを実行する意志をまとめ、伝えられるかがポイントです。
病棟と美容クリニックは同じ看護師でも働き方が異なるため、その点から課題を見つけると答えやすいかもしれませんね。
自己把握能力と解決能力があるか知りたい
課題は誰しもあるものなので、そこを隠さずに明確にして、対策や対処をする意志を見せつけましょう。
美容クリニック面接でよく聞かれる質問11〜20選
事前の情報収集内容って大切なんだね!
そうですよ!情報収集を制するものは面接を制すと思っています◎
引き続き頑張りましょう!
【質問11】職場に求めることは何ですか、優先順位があれば教えてください
「はい、職場に求めることはチームワークや楽しさです。同じ目標を持ち、意志の統一が図れるので楽しく働けるのではないかと考えたからです。」
【回答ポイント3つ】
- 優先したいことを簡潔に伝える
- 理由も簡潔に
- どのような職場で働きたいかを素直に答える
少しわかりにくい表現ですが、簡単に解釈すると働く上で重視していることや、どのような職場で働きたいのかという質問です。
私は人間関係が良い職場が良いので、上記の回答例を出しましたが、直接的に「人間関係が良いところ」というよりもチームワークという間接的表現の方がおすすめですね。
働く上で大切にしていることは何か知りたい
素直に働く上で大切なことを伝えてもいいのですが、表現がストレートすぎると前職や現職で何かあったのかと突っ込まれることも考慮しておきましょう。
【質問12】長く働くために必要なことは何でしょうか、あなたに優先順位を教えてください
「はい、1番大切だと思っていることは職場の雰囲気です。行動指針がはっきりしていることで同じ目標や方向性が持てると感じたからです。2つ目は福利厚生になります。プライベートがあってこその仕事だと思うので2番目に選びました。3番目は給与です。美意識を持ち続けるには、給与も外せないため、この順番にしました。」
【回答のポイント3つ】
- 1位は働き方について伝えるのが無難
- 理由を簡潔に伝える
- 給料を優先して選んだとしても最初に持ってこない
優先順位を答えてと言われて何が印象が良いのか悩みますよね。
1位は働き方のことにして、2・3位は素直に答えるのがベストだと思います。
私の場合、給料を前提に選んでいたことは内緒ですW
ある程度欲求もランクインしていた方が現実味が増します。
職場を選ぶ基準を知りたい
この質問をすることで何を基準に応募しているかわかり、長く働ける理由なのか判断していると思いましょう。
【質問13】現在(前回)の勤務先を選んだ理由は何ですか
「はい、今の職場を選んだ理由は、私が卒業した看護学校の提携している病院だったからです。実習も同じ病院だったため業務内容や物品の位置もわかっており、働きやすいと思ったので選びました。」
【回答のポイント3つ】
- 選んだ理由を簡潔に伝える
- 前職の強みを伝える
- マイナスなことは言わず、客観的に答える
前職を選んだ理由を聞かれることもあります。
マイナスなことは言わず、簡潔に理由を伝えましょう。
前職の強みや特徴を伝えると話しやすいですよ。
前職に応募した決め手を知りたい
どのような基準で選んだのか知りたいので、決め手や成長内容を伝えるとベストです。
【質問14】現在(前回)の勤務先のやりがいは何でしたか
「はい、前職では急変対応が多かったので、必要なことや足りていないことなど状況を判断し、適切な対応ができた時にやりがいを感じました。」
【回答のポイント3つ】
- 前職の特徴を伝える
- そこで成長できたことやエピソードを伝える
- 成功体験でもOK
前職での成長や成功体験を話しましょう。
どのような力やスキルを身につけたか簡潔にアピールする必要があります。
前職で得られたことや成長を知りたい
素直に働いていて楽しかったことを伝えると良いですね。
【質問15】周囲からどのような性格と言われますか
「はい、周囲から根気がある、我慢強いとよく言われます。その理由は、マウスピース矯正をしており、22時間継続して1年つけ続けられているからです。」
【回答のポイント3つ】
- 自分の性格を一言で表す
- その理由をエピソードで話す
- 働く上でプラスになることだとなお良い
マイナスな理由よりポジティブに捉えられるものがおすすめです。
それに因んだエピソードがあるとより一層話しやすくなりますね。
周りからの評価を知りたい
周りから見てどう思われているのか、自己分析ができているかを知っておきたいため、質問されることがあります。
【質問16】当院はどのようなスタッフが働いていると思いますか
「はい、向上心のある素直な方が多いのかなと思いました。その理由として行動規範に則って業務され、現状に満足せずに日々努力を重ねている方が多いのではないかと感じました。」
【回答のポイント3つ】
- 企業理念に書いてあることを抜粋する
- そこから考察する
- 尊敬の心を持った発言をする
この質問内容は想像でしかないため、企業理念やスタッフの声などホームページやSNSから抜粋した内容がベストです。
そこから考察して褒めた発言をしましょう。
ホームページやSNSをチェックしているか知りたい
この質問をするということは研修状況がオープンになっているクリニックが考えられます。
複数の媒体をチェックしてきていることをアピールしましょう。
【質問17】どのようなスタッフになりたいですか
「はい、不安や疑問を残さず知識習得や技術向上に努め、患者様の疑問を軽減できる美容看護師になりたいです。」
【回答のポイント3つ】
- 努力する内容を伝える
- どのような美容看護師になりたいか伝える
- 今後頑張っていきたい内容をアピールする
ここでは理想の美容看護師像を伝えましょう。
患者様に関すること、スタッフ関係、技術について関心のあることであれば何でもOKです。
理想とする美容看護師像が知りたい
きっかけや志望動機と似た内容でも良いですね。
【質問18】現在(前回)の勤務先で良かったことや難しかったことは何ですか
「はい、良かったことは救急病棟だったので複数の診療科について学べたことです。難しかったことは、治療経過が難しい方や亡くなった患者様のご家族への対応です。ご家族様に前から挨拶をして顔見知りになっておくことや、入院前や生前のお話をすることでコミュニケーションを図るよう努めていました。」
【面接のポイント3つ】
- 簡潔にエピソードを答える
- 難しかったことに対する改善策
- 成功体験や挫折体験に似た内容でもOK
前職で学んだこと、成長したことを伝え、アピールします。
難しかったことはエピソードだけでなく、それに対する改善策や対応策を伝えられると良いですね。
成功と挫折体験から学んだことについて知りたい
複数覚えておくのは大変なので、成功体験や挫折体験に似たようなエピソードでもOKです。
【質問19】素直ですか、エピソードがあれば教えてください
「はい、素直です。同じことを二度聞かないようにメモやノートに書いて持ち歩くように努めています。」
【回答のポイント3つ】
- 質問に対して一言で答える
- その後にエピソードを伝える
- 自分自身で気をつけていること、他人から言われたことでもOK
美容看護師は素直な人でなければ続きません。
なぜなら年下の先輩から教わることもあるからです。
年齢を気にせず素直に聞き入れられる人が成長できるため、素直な人材が求められます。
そのため、素直であるエピソードを探しておきましょう。
美容看護師に向いている人材かどうか
美容看護師として続けていくために素直であることを心がけましょう。
【質問20】仕事でわからないことがあればどうしますか
「はい、わからないままにせずに先輩に状況や自分の考えを伝えて、確認してから行動をするよう心がけています。」
【回答のポイント3つ】
- わからない出来事にあった時の対応方法を簡潔に伝える
- 改善方法で工夫していることを伝える
- エピソードがあればより具体的で良い
現職や前職でのわからないことにぶつかった時の対応を伝えましょう。
一般的に先輩に聞くや確認するという内容が多いと思うのですが、ただ聞くだけでなく工夫していることも伝えられると良いですね。
困難や疑問にぶつかった時の対策方法について知りたい
誰しも疑問や不安はあるので、その対策をどのようにしてきたか経験から伝えましょう。
美容クリニック面接でよく聞かれる質問21〜33選
エピソードや理想の看護師像、先輩像を持っておくことは面接時の引き出しになるね!
全ての文章を覚えるのではなく、伝えたい単語やエピソードを持っておくことが大切です。
最後まで気を引き締めて回答していきましょう!
【質問21】年下の先輩に教えてもらうこともあると思いますがそこへの抵抗はありますか
「はい、抵抗はありません。年齢関係なく、先輩の指導をいただき、知識や技術を吸収して成長していきたいと考えているからです。」
【回答のポイント3つ】
- 抵抗がないことを伝える
- その理由を伝える
- 今後につなげられる一文を添える
美容看護師は年齢ではなく、入社順から先輩です。
看護師歴が自分よりも少ない先輩もいます。
年齢に抵抗がある方は長く続かないので、応募する際は年下から指導される可能性も考えてから行いましょう。
実際年下の先輩は看護師歴が短いことを気にして気を遣って指導してくれることも多く、偉そうな人はいませんよ!
素直な人材かどうか知りたい
看護師はプライドが高い人も多いため、長く勤務するために素直さは必須です。
素直な気持ち、態度を持って面接に臨みましょう。
【質問22】社会人生活で目標や課題を達成するためにどのようなことに取り組みましたか
「はい、わからないことや得たい知識などは資料を作り、先輩に添削してもらい、確認作業を繰り返すように心がけていました。」
【回答のポイント3つ】
- 目標や課題内容の提示
- それの対応や対策を簡潔に述べる
- エピソードがあればなお良し
特に話しやすいのは新人看護師時代の勉強方法かもしれませんね。
努力した内容やその過程を話せるよう準備しておきましょう。
目標や課題の対処法を今までどのようにしてきたのか知りたい
美容看護師になってからも目標や課題は出てくるので、耐えていけるというアピールをしましょう。
【質問23】リーダーの経験はありますか、あれば大変だったことややりがいを感じたことを教えてください
「リーダーの経験はありませんが、伸ばしていかなければいけないところだと思っています。私の理想とするリーダー像はミス予防が徹底している人なので、そのようなリーダーになれるよう目指していきたいと思っています。」
【回答のポイント3つ】
- リーダー経験があれば成長できたエピソードを話す
- 経験がなければ理想とするリーダー像を伝える
- 嘘はつかなくてOK
リーダー経験がないとマイナスだと思ってしまう方も多いですが、私もリーダー経験なく美容看護師になりました。
ないのであればどのようなリーダーになりたいのか、またはこのようなリーダーの対応に尊敬したなどのエピソードでも問題ありません。
リーダー経験のある人は、成長できたと思えるエピソードや経験を話しましょう。
リーダー経験の有無が知りたい
リーダーに任せられる人材か、またはその可能性を秘めているかを聞きたいのでリーダー像について話しましょう。
【質問24】後輩をやる気にさせるにはどうすれば良いでしょうか
「はい、私自身後輩の経験しかありませんが、不安や疑問点が明確にどこまでわかっているか確認し、ヒントを与えて、できたら褒めたり認めたりしてモチベーションをあげることが大切だと思います。」
【回答のポイント3つ】
- 後輩がいない場合は理想の先輩像や体験談から伝える
- 直属の後輩がいた場合はその際に学んだことを言う
- 簡潔かつ明確に答える
経験からで問題ないため、先輩や後輩から指導されて嬉しかった、難しかったことなどエピソードを1つ持っておきましょう。
後輩に対する考えが知りたい
美容看護師は半年継続すればほぼ一人前と言われています。
そこで後輩指導を任されることも多く、後輩に対する指導方法や意志について確認されます。
【質問25】後輩の失敗をフォローすることはできますか
「はい、直属の後輩はいないですが、私自身後輩をしていて頼れる先輩はフォローやミスに対する予防策がある人だったので、そうなりたいと思っています。」
【回答のポイント3つ】
- 経験がない場合は理想の先輩像を伝える
- 経験がある場合はエピソードを話す
- その経験から成長したこと、成長したいことを伝える
ただ質問に答えるだけではなく、成長したことや学んだことを伝えられるとベストですね。
後輩のフォローをできるか、将来的に指導を任せられる人材か知りたい
後輩指導は責任感のある人に任せたい仕事なので、任せても大丈夫そうと思われる回答を目指したいですね。
【質問26】上司や同僚が起こしたトラブルやクレーム対応をしたことはありますか
「はい、患者様のクレーム対応の経験があります。内容の傾聴をして現状の把握から始まり、不快な感情にさせたことへの謝罪と代替案の提示をしていました。」
【回答のポイント3つ】
- 経験があれば流れやそこで学んだことを伝える
- なければ、自分が最適だと思う対応を話す
- 実話があればそれでもOK
美容クリニックでもクレーム対応はあります。
なので適切だと思う対応方法について答えましょう。
クレーム対応方法で工夫していることを知りたい
正解はないので最善策を伝えると良いですね。
【質問27】スタッフと意見が合わない場合はどうしますか
「はい、まずは相手の意見を聞いてそれを飲み込み、整理してから自分の意見を伝えてより良い方向性に持っていきたいと思っています。」
【回答のポイント3つ】
- 相手の意見も聞き、自分の意見も伝えることが大事
- トラブルにならないような対策を伝える
- 喧嘩した内容でもどのように解決したか伝えればOK
意見が合わないこともあるので、その際にどう考えて行動したのかを伝えましょう。
スタッフ間のトラブルはどう対応しているか知りたい
今まで起きたトラブルや人間関係の問題があればそれとなく知りたいのが本心です。
【質問28】今後の目標を教えてください
「はい、今後の目標は3つあります。それは、後輩指導と新規院の立ち上げ業務や店舗運営に携わりたいと考えています。美容クリニックと病院では業務内容も違うと思うので、1つずつ吸収していきたいです。」
【回答のポイント3つ】
- 複数あってもOK(むしろやる気があるように見える)
- 今後なりたい美容看護師像でもOK
- ホームページやSNSに書いてあることの抜粋も話しやすい
今後どうなっていきたいのか端的に答えましょう。
可能であれば企業理念に掛かった内容がおすすめですね。
今後の理想像を知りたい
どのような業務がしたいのか、どう成長していきたいのかあなたの理想像を語りましょう。
クリニックにメリットになる内容だとなお良いですね!
【質問29】その目標に向かってどのような努力をしていますか、その取り組みは何点ですか
「はい、先ほどの目標を達成するためには、美容業界に入れていないので50点だと考えています。まず貴院で一人前になり、新しい知識や技術を手に入れるために努力を続けていく必要があると思っています。」
【回答のポイント3つ】
- なぜその点数にしたか理由を言う
- 今後目標に対してどのようにしていくのか行動を含める
- 貴院に入りたい旨もしっかり伝える
100点である必要はありません。
満点に向かっての現状や行動指針を示しましょう。
目標に対する言動を知りたい
かなり難しい質問だけど、準備しておいて損はないよね
【質問30】入職1年目は大変だと思いますが2、3年目はどうしますか
「はい、1年で得た経験を後輩につなぎ、接客にも力を入れたいと思っています。」
【回答のポイント3つ】
- 1年目で得た経験をどうするか伝える
- その経験を元に次に頑張りたいことをまとめる
- やりたい業務があればそれでもOK
美容クリニックでは病院と異なり、接客やマナーも必要です。
働き方の違いに着目して話すのもありですね。
2、3年目も続ける意志があるのか知りたい
長く働くために短期目標と長期目標があると良いですね!
【質問31】併願先はありますか
「はい、あります。美容看護師の経験がないため、先にお話を聞きに行きましたが、第一志望は貴院です。」
【回答のポイント3つ】
- あると答えてOKだが、クリニック名は出さない
- 第一志望だと伝える
- ない場合は応募したクリニックのみにした理由も付け加えておく
美容クリニックの競争率は高いため、複数応募する方も多いです。
嘘はつかずに理由を伝え、第一志望であることを伝えましょう。
他にも応募しているクリニックがあるのか知りたい
内定をもらっている場合は、その期間に合わせて返事をくれる場合もあります。
【質問32】残業はできますか
「はい、可能です。家族もやりたいことを応援してくれているのでサポート体勢も整っています」
【回答のポイント3つ】
- いいえは悪印象の可能性大
- 無理な日付や日数など細かい内容は入職後からの相談でOK
- 前向きな返事をする
予約を中心に処置は進みますが、美容外科だと進行具合で残業に差し掛かることもあります。
正社員希望であれば残業は断りにくいことも多く、前向きな返答が求められます。
残業を任せられるか知りたい
小さな子供がいる方は休診日や業務時間の確認を行い、家族のサポートを仰げると良いですね。
【質問33】質問はありますか
「はい、入職前に貴院クリニックのメニューの把握を勉強しようと考えているのですが、他にすべきことはありますか?」
【回答のポイント3つ】
- ありませんはマイナスな印象を与えるため1〜2個質問する
- 失礼な内容でなければ逆質問もあり(施術をしていて楽しいと思えた瞬間は何ですか?etc…)
- 自分で調べられる情報は聞かない
ホームページやSNSに記載している内容は言わない方が良いです。
また、何を勉強すれば良いですか?という丸投げな質問よりも◯◯をしようと思っているのですが足りていない部分はありますか?と聞く方が印象が良いですね。
働く意欲を知りたい
すでに公開してある内容を聞くと情報収集不足と受け取られるので要注意ですよ!
面接練習方法2選
面接の質問内容は掴めてきたけど、肝心の練習はみんなどうしているの?
今回紹介する面接練習方法は以下の2つです。
- シミュレーションで何度も声に出して練習する
- 転職エージェントにて実践させてもらう
ただ質問を見るだけでは上達しません。読み込むのと声に出すのとでは大きく異なります。
自分で練習環境を作り、面接スキルを伸ばしていきましょう!
シミュレーションで何度も声に出して練習する
面接練習では、シミュレーションとして反復練習することが大切です。
何度も見返すことも大切ですが、一度声に出して回答練習をしてみてください。
言葉が詰まったり、話したいことを見失ったり様々な問題にぶつかります。
確かにちゃんと覚えたつもりだったけど、声に出すと全然違うね
質問に対して伝えたい単語をある程度覚えられたら、後は声に出して練習してみましょう。
転職エージェントにて実践させてもらう
転職エージェントでは面接の実践練習をしてくれる企業もあります。
本番を想定したスーツ姿で、エージェントの方が面接練習してくれるので、心強いですよ。
- 面接をした経験があまりない
- 実際さながらの練習がしたい
上記の方におすすめの練習方法と言えます。
\ 私が実際に面接実践練習をしてもらった転職エージェントはこちら! /
(※実際にしてもらえるかは、地域にもよりますので確認してみてください)
シミュレーションとは一味違った緊張感が味わえるので、面接の機会が少ない看護師転職にはおすすめの練習方法ですね。
面接当日にすべきことや流れ
面接当日の動きについてもお伝えします。
みんな面接当日ってどうしているのか知りたい
当日の流れは以下の通りです。
- 書類や必要品の準備確認
- 服装は基本的にスーツで行く
- 表情筋を柔らかくしておく
- 面接会場には10〜15分前に着く
- 面接マナーを守る
面接は質問だけ答えれば良い訳ではありません。
前後の準備もしっかりと行い、当日に最高のパフォーマンスが行えるようにしましょう。
書類や必要品の準備確認
家を出る前に今一度必要書類の確認を行いましょう。
- 履歴書や職務経歴書、看護師免許のコピー(提出済みであれば不要)
- メモ帳
- 筆記用具
- 時計
特に提出書類を当日に渡す場合は、要確認です。
郵送時のように封筒もしくはファイルに入れて準備しておきましょう。
私のクリニックでは提出書類の忘れや不備があれば不合格対応でした…
荷物は最小限でOKです。
逆に大きな荷物やショッピングバックなど不要なものがあれば、面接への本気度が見られないため避けておきましょう。
服装は基本的にスーツで行く
指定がない限り基本的に面接はスーツで行くのが無難です。
夏だとしてもスーツの上着は脱がずに、正装で面接を受けるのがセオリーとされています。
稀にスーツ以外と指定される場合はオフィスカジュアルで向かいましょう。
- スーツやカバン、靴に汚れはないか
- ホコリや毛玉はついていないか
- ストッキングの破れはないか
- 不要なアクセサリーはついていないか
美容看護師は身だしなみも大切なので、家を出る時、クリニック来院前の2回は必ず確認するようにしましょう。
表情筋を柔らかくしておく
忘れがちなのが顔のストレッチです。
表情筋が固まった状態だと笑顔が不自然になってしまいます。
面接官とのコミュニケーションを図るためにも自然な笑顔は大切です。
口の中に空気を10秒ずつ4方向溜めて吐き出し、表情筋を柔らかくするストレッチを行いましょう。
ニコニコと素敵な笑顔で緊張をほぐしつつ、場を和やかにして面接を有利に進めていくことがおすすめです。
面接会場には10〜15分前に着く
面接時間の10〜15分前にはクリニックに入るようにしましょう。
クリニックで面接をせずに、他のビルで面接が行われることもあるため、初めての場所へ向かうことも多いです。
場所の思い込みは危険なので、確認しておきましょう。
私の場合、30〜45分前には面接会場の最寄駅にいるように心がけていました
万が一遅延や体調不良などがあれば、すぐに報告しましょう。
面接マナーを守る
質問に答えるだけではなく、面接マナーも遵守しましょう。
笑顔で受付に挨拶し、何時に面接予定がある(名前)と伝える
面接官よりも先に部屋に入る場合も多い
後の場合はノック3回をして返事がきてから入室する
座ったままだと失礼なのですぐに立ち上がり、名前と面接の機会をいただいたことなど挨拶を行う
「本日は面接の機会をいただきありがとうございます。」
タメ口混じりの人も多いので注意
ex.やっぱり〜、なるほど
時間を使ってもらったことに挨拶をする
「本日は貴重な時間をいただき、ありがとうございました。」
マナーが悪ければ、まともに面接してくれない場合も考えられます。
努力を無駄にしないためにも、マナーにも注意を払いましょう。
よくある質問
ここからはよくある質問に答えます。
- 通ったことがあるんだけど言ってもいい?
-
私は施術を受けたことを正直に話しましたよ。
何かトラブルが起きていなければ、話してもマイナスになることはありません。
逆に印象が良かったことなどを話すとプラスイメージになるかもしれませんね。
- 休みや給料について聞きたいけれど質問してもいい?
-
避けておいた方が無難ですね。
確かに気になりますが、自ら聞くのは少しイメージが悪いかもしれません。
面接官から給料形態の説明があるので、そこで疑問に思ったことがあれば聞いても良いですが、基本的には聞かない方がベターです。
まとめ
転職活動で避けられない面接は、対策が必要です。
特に競争率が高い美容クリニックでは、やりすぎくらいがちょうどいいと言えるでしょう。
看護師は転職経験が少なく、面接慣れをしている人は多くないので不安を感じる方も多いと思います。
今回紹介した33選を全て声に出して答えられれば自信や安心感につながるはずです
自己流の対策が不安な方は転職のプロである転職エージェントに頼るのも1つの方法と言えます。
無料でクリニック情報や面接対策をしてくれるのでかなり心強いです。
私も利用したのでぜひ転職スキルを上げたい方は、相談から始めてみましょう。
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今回の質問内容が美容看護師転職に役立てられれば幸いです。
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