美容クリニックで働くとマイナスになることってあるのかな?
メリット・デメリットを知って自分に向いているか知りたいですよね!
美容看護師を目指したいけれど、周りに経験者がいないので不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
私自身、周りに美容看護師の経験者に知り合いはいませんでしたが、実際に飛び込んでみて最終的にはやりがいを感じ、看護師の管理職にまで上り詰めました。
そこで今回は美容クリニックで働くリアルなメリット5つとデメリット3つ、イメージしにくい入職前後の流れまでまるっと解説します。
この記事を読むことで良い点と悪い点を知り、入職時のギャップを無くすことが可能です。
美容看護師未経験者の経験談ややれば良かったことをまとめているので、美容看護師という働き方に興味がある方は最後まで読んでください。
\ 転職初心者の方におすすめ /
美容看護師とは?仕事内容とその魅力
美容看護師とはそもそも看護師という働き方の中でもどのような仕事内容で、魅力は何なのでしょうか。
看護師は病院で働くイメージを持つ方も多いですが、看護師の働き方は今では様々あり、選択できます。
- 病棟看護師との仕事内容の違い
- 美容クリニックで働く看護師の種類
- 美容看護師が人気な理由
上記の内容を知り、イメージを具体的にしていきましょう。
病棟看護師との仕事内容の違い
病棟看護師との仕事の大きな違いは、疾患がある患者様の看護をするのではなく、美容医療サービスの提供をするという点です。
美容医療技術にはコンプレックスを治したり、チャーミングポイントを整えたりと、需要があります。
身体の構造を知った医師や看護師が効果を最大限に出せるようにお手伝いをするのが仕事です。
細かく業務を分けると以下の内容になります。
- 美容施術の提供
- 医師の施術介助
- カウンセリング
- クリニック運営
こちらの記事に詳しく記載しているので合わせてチェックしてみてください。
美容クリニックで働く看護師の種類
美容クリニックで働く看護師にも種類があります。
- 美容外科クリニック
- 美容皮膚科クリニック
- 医療脱毛クリニック
- アートメイククリニック
そこでの看護師の働き方や特徴は異なるため、1番してみたい業務を選ぶことが大切です。
クリニック選びの基準ってあるの?
例えば、忙しく複数のタスクをこなしたい方は美容外科がおすすめです。
他にも予約制に合わせて技術を提供したい方は美容皮膚科や医療脱毛クリニック、手先が器用で個人的に技術を伸ばしたい方だとアートメイククリニックを選ぶことが多いです。
働いてみて何か違うと感じた場合は、違うクリニックへの転職も可能なので検討してみましょう。
一度美容看護師の経験があれば他の美容クリニックでも即戦力になれること間違いなしです。
美容看護師が人気な理由
美容看護師は看護師の転職先として人気です。
その理由は5つあります。
- 高収入
- 日勤のみで夜勤がない
- 美容施術がお得に受けられる
- 職場が綺麗
- オシャレができる
病棟で夜勤をするよりも給料が高いことも多く、身体的に夜勤が体に合わない方には働きやすいと言えるでしょう。
美容クリニック自体が綺麗でネイルや髪色も緩いクリニックもあるので、オシャレをしたい若い世代の看護師にも人気です。
美容看護師のメリットデメリット
ここからは美容看護師になるメリット5つとデメリット3つを紹介していきます。
魅力と辛い点、双方から見てそれでも美容看護師になりたい、気になるという方はぜひチャレンジしましょう。
メリットと魅力5つ
美容看護師のメリットと魅力は以下の5つです。
- 収入が高い
- 施術を受けて綺麗になれる
- 夜勤がない
- 働く設備が綺麗
- 精神的な負担がない
病棟で働く看護師とは異なる利点になっています。
収入が高い
美容看護師は基本的に収入が高いです。
美容クリニックは自由診療なので、患者様からの売上で経営が成り立っています。
施術料金もクリニックによって様々で、人気であればあるほどスタッフへの還元が手厚いです。
病棟で夜勤をしているのにも関わらず、収入に満足していないという方も多いのではないでしょうか?
美容看護師は日勤のみで元々の給料水準が高いため、とても魅力的です。
施術を受けて綺麗になれる
美容クリニックの福利厚生として美容施術をお得に受けられる制度があります。
その制度を活用することでアップデートをしたり、悩みの解消ができたりします。
- ヒアルロン酸(涙袋、顎)
- 糸リフトアップ
- HIFU
- 二重埋没
- 目頭切開
- 目尻切開
合計金額になるとすごい額の美容施術を無料でしてもらいました!
これらの施術は研修医の練習台やクリニック独自のポイント利用で可能となります。
美容整形をお得にしたいと思っている方は、働きながらできるのでおすすめです。
そして、スタッフ誰かしらダウンタイム中なので、そこまで隠さなくても良いという環境があるのも美容クリニックの強みと言えますね。
夜勤がない
美容クリニックには夜勤がありません。
日勤のみで、営業時間が長いクリニックだと早番と遅番がある働き方になります。
- 夜勤で体調が崩れてしまう
- 肌荒れがひどい
- 睡眠障害になる
上記は例の一部ですが、夜勤が身体に合わないと感じている看護師も多くいるでしょう。
私がそのタイプで、仮眠があったとしても緊張で眠れず、夜勤明けで睡眠をとっても身体が重たい、だるいという現象が多々ありました。
看護師の免許を活かしつつ、夜勤なしで稼ぎたい方に美容看護師という働き方はおすすめです。
働く設備が綺麗
美容クリニックでは多くの患者様に来院してもらう必要があります。
そのため、院内は綺麗なことが多く、清潔感溢れる職場で働くことが可能です。
- 施術室
- 待合スペース
- お手洗い
- メイクルーム
患者様の目につくスペースは特に清潔を保っています。
美容クリニックは新しくオープンすることも多く、施設が新しいため、綺麗でオシャレな職場で働きたいと思っている方にはメリットと言えるでしょう。
精神的な負担が少ない
病院と異なり、美容クリニックでは入院の必要がある患者様は多くありません。
そのため、死や急変に直結する場面は少ないと言えます。
もちろん美容整形も医療技術を提供しているため、急変のリスクは頭に入れて行動する必要がありますよ。
- 病棟で働いていていつ急変するかわからない緊張感がしんどい
- 死に直面したくない
- 汚物処理をしたくない
病棟で働く看護師は身体的だけでなく、精神的にも辛い場面が多々あります。
現場から少し離れて楽しく看護師生活を送りたいという方にとって、美容クリニックで働くことは魅力的と言えるでしょう。
デメリットと辛い点3つ
美容看護師をしていることのデメリットや辛い点ももちろんあります。
- 休みに制限がある
- 臨床経験年数に入らない
- 営業や接客スキルが必要
ライフスタイルに直結する内容もあるので、ぜひメリットと合わせてチェックしてくださいね。
休みに制限がある
休みに制限があるクリニックも多いです。
- 土日
- 祝日
- 大型連休
カレンダーで休みとされている曜日は、出勤を強いられるクリニックもあります。
そのため子育て中の方は、配慮してくれることもありますが、家族の協力が必要な場面もあるでしょう。
取りたい休みを獲得するための対策は2つ挙げられます。
- 定休日が希望の曜日に決まっている美容クリニックを探す
- シフト制のクリニックにする
日曜休みのクリニックもあるので、応募する前に定休日や休みの日数を確認しておきましょう。
また、シフト制のクリニックだと希望休を取り入れていることも多いため、その日数も確認しておくとより働きやすくなります。
工夫次第で諦めかけていた美容看護師に挑戦することもできますよ。
臨床経験年数に入らない
美容看護師の年数は臨床経験年数としてカウントされない場合がほとんどです。
そのため、長く働いたとしても経験年数としては病棟で働いた年数のみとなってしまいます。
美容看護師を長く経験してから病棟に戻るのは、少し病院選びに苦戦してしまうことが考えられるでしょう。
私の経験上、3年ほどであれば問題なく病院に戻っているスタッフも多くいるので、そこまで考えすぎなくても良いかもしれません。
実際に美容クリニックから病院に戻った人がいるのは安心だね
臨床経験年数を積みたいという方は美容クリニックではなく、病棟でもう少し長く働くのも1つですね。
営業や接客スキルが必要
美容クリニックは自由診療のため、売上が大切です。
そのために技術を高めるだけでなく、営業や接客スキルも必要となります。
このスキルは看護学校や看護大学で習うものではなく、独自のマニュアルがあるクリニックも多いです。
- 敬語
- お辞儀
- ご案内方法
- 説明の仕方
- 所作
話し方1つでも決まりがあります。
それを新しい機会として受け入れるのか、不必要と思うかは個人の意見によりますが、私自身敬語について学ぶことはなかったので良い経験になりました。
社会人になってから正しいマナーを教えてもらえるチャンスと思って捉え、成長の1歩とするのも良いですね。
美容看護師になるべきか自己チェック方法
メリットとデメリットを知った上で、自分が美容看護師に向いているのか不安になる方もいると思います。
そのような方に向けて自己チェック項目を3つ挙げるので、ぜひ当てはまっているか確認してみてください。
- 美容が好き
- 看護師免許を使って新しいことを始めたい
- 夜勤なしで高所得を目指したい
上記の条件に当てはまる方は、美容看護師に挑戦しても良いと言えるでしょう。
挙げている3つは簡単な内容なので、さらに深く美容看護師に向いているか知りたい方は下記の記事を合わせてご覧ください。
美容が好き
美容関係の仕事がしたい、美容が好きという方は美容看護師という働き方は天職かもしれません。
美容看護師は毎日美容に関わります。
- 美容整形
- 美容皮膚
- コスメ
- ケア方法
- メイク
希望する患者様に自分という資本を最大限活かすためにお手伝いやアドバイスを行います。
美容業界は目新しく新たな美容法がたくさん出てくるので、日々勉強やアンテナを張っておかなければいけません。
美容が好きでなければかなり苦痛な業務内容なので『美容が好き』であることは、それだけで向いている可能性を秘めています。
看護師免許を使って新しいことを始めたい
看護師免許を使った新たな働き方に興味がある方も挑戦してみる価値はあります。
看護師は病院で働くイメージを持つ方も多いですが、それは少し古い考え方かもしれません。
- 美容外科
- レーザー治療
- アートメイク
美容医療は病気を治療するものではありませんが、自分に自信を与えてくれる医療技術です。
医療技術を提供する者は医者であり、介助をする者は医療従事者である看護師になります。
看護師になるきっかけは病気の方を看護するという導入かもしれませんが、途中でやりたいことが変わることもあるでしょう。
看護師免許がある限り、病院へ戻ることも可能なので一度きりの人生で挑戦してみるのもありですね。
夜勤なしで高所得を目指したい
夜勤なしの日勤のみで高所得を目指したい方は美容看護師が向いているかもしれません。
看護師で高所得を目指そうと思うと夜勤手当が必要な場合も多いでしょう。
しかし、身体的や精神的な理由で夜勤ができない人もいると思います。
日勤のみの保険診療のクリニック、病棟勤務だと収入が少ないと感じる方は美容クリニックが合っているかもしれませんよ。
給料水準が他よりも明らかに高いので、夜勤なしの日勤だけで高所得を目指したい看護師の方は検討してみる価値があります。
入職前後の流れと入職前の準備
実際に私が経験した入職の流れと入職前の準備について紹介します。
いざ入職となっても何を準備すればいいか不安に思う方がほとんどでしょう。
イメージしておくだけで不安が少しでも解消できれば幸いです。
【実体験】入職前後の流れ
入職前後は以下の流れでした。
面接後1〜2週間以内に連絡がきます。
そこで内定確定と入職日の相談を行い、その後に入職書類や準備内容の通知が家に届きます。
入職日は指定がない限り私服でOKです。
一通り挨拶や院内見学終了後、早速業務内容の座学や技術練習を行います。
スタッフの身体を借りて練習するため、緊張感がありますよ。
管理職の方や先輩に見てもらい、テストを行います。
ここでは技術だけでなく、話し方や説明内容も見られているので知識も必要です。
患者様に施術提供するイメージで行います。
テストに合格し、許可が降りれば晴れて患者様に技術提供が可能です。
ここからは回数を踏んでさらに技術を磨いていきましょう。
クリニックによって多少の違いはありますが、大まかな流れを掴んでおきましょう!
入職前に準備しておいた方が良いこと
入職前に何をしておかなければいけないのか考えてしまいますが、実際私は何もしていませんでした。
入職決定後にクリニックから書類が届くので、その内容に沿った勉強をすればOKです。
しかし、やっておけば良かったなという内容もあるので紹介します。
美容看護師未経験だとわからないメニューがほとんどです。
美容クリニックのメニューはカタカナでわかりにくいものもあるので、あらかじめ知っておくことで座学がスムーズになります。
入職後の負担を少しでも軽減するためにも、クリニックにあるメニュー内容の把握は行っておくことがおすすめです。
よくある質問
ここからはよくある質問を紹介していきます!
- 呼び出しや夜勤はある?
-
私がいた美容クリニックでは呼び出しや夜勤はありませんでした。
業務時間が決まっており、時間内を働いて残業があれば交代で働くといった制度だったので予定も立てやすかったですよ。
- 残業は多い?
-
美容外科だと残業は比較的多いかもしれません。
基本的に予約に合わせて動くので残業はない傾向にありますが、美容外科だと施術時間が長引く可能性もあります。
また、新規院オープンのクリニックだと連携がうまくいかずに残業になることもあります。
多くても私の場合は月に20時間くらいでした。
慣れてくれば5時間前後になるので、忙しい時期でなければほとんど残業はありませんよ。
まとめ
美容看護師という働き方1つでもメリットデメリットが挙げられます。
その情報を知り、自分に合っているのか、続けられそうなのか自己チェックや判断ができますね。
個人的には気になるのであれば、挑戦してみる価値があると思います。
転職エージェントに登録すると美容クリニックの情報収集や書類添削、面接対策を無料でしてもらえるので活用してみましょう。
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ぜひ他の記事にも美容看護師関係の内容をまとめているので判断材料になれば幸いです。
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