なぜ美容看護師に受からないの！？元面接官がその理由と対策を経験談から解説

看護師の資格は手に職なので安泰と思う方も多いですが、美容クリニックでは対策しないと内定落ちしてしまいます。

私自身、内定落ちした経験は3回ありますが、美容看護師になってからは管理職として看護師面接の担当をしていました。

内定落ちしてしまうのは理由があります。

その理由を明確にして適切な対応をとることで、憧れの美容看護師生活を送れるかもしれませんよ！

自分自身経験から今回はなぜ受からないのか、その理由と対策を志願者側、面接官側の双方の目線からお伝えするのでぜひ参考にしてみてください。

＼　転職初心者の方におすすめ　／

美容看護師に受からない理由5選

美容看護師に受からない理由を私の経験談から5つ挙げます。

実際に面接官として見ていた内容も含めているので、ぜひ志望者の方は目を通すようにしてくださいね。

情報が不十分

第一の理由は、クリニック情報が不十分だからです。

ホームページの情報しか見ていない人も多いのではないでしょうか。

それだと不十分です。

なぜなら、今はSNSの時代なので、どの美容クリニックでもSNSを運用しています。

SNSから得られる採用情報もあり、見ていないとなると本当に内定が欲しいのか面接官は疑問を持ちます。

上記の情報を網羅しているところから応募スタートです。

志望動機が薄い

次に志望動機が薄いと感じる方も多いです。

よく使われるNGワード「このクリニックで成長したい、勉強したい。」

もしも志望者が2人いて、1人は先ほどの志望動機としましょう。

もう1人が「私はこのクリニックで〜ができます。〜に貢献できます。」と言ったとすると差は歴然です。

美容クリニック側は、給料を支払う側です。

クリニックに利益を産んでくれる人を採用したくなりますよね。

そのため、成長したいスタンスではなく、クリニックに提供できる強みを見つけ、志望動機に含めるとベストです。

提出書類が不十分

提出書類が不十分な場合、私が働いていたクリニックであれば一発で内定落ちというルールでした。

提出書類でよくある不備が以下の内容です。

不備があったとしても面接は続くので、なぜ内定落ちをしてしまったのか疑問に思われる方もいるかもしれませんが、提出前に書類の見直しは必須ですね。

面接対策ができていない

面接対策が不十分の方も多いです。

上記の方は多いように感じます。

看護師で面接慣れをしている人は少ないです。

新卒で病院への就職は難なくクリアする人がほとんどですから。

そのような方へ向けてアドバイスを1つします。

第一志望の美容クリニックは最後に面接になるよう日付調整する

美容看護師転職は1つのクリニックではなく、複数受ける方がほとんどです。

そのため、他のクリニックで面接慣れをしましょう。

面接練習がてら受けるのも、本命のクリニックに受かるためには大切です。

他にも対面で面接練習をしてくれる転職エージェントもあるので、面接への苦手意識がある方は工夫をしましょう。

面接に行く身なりではない

稀に面接に行く身なりではない方もいます。

上記は実際に私が面接官をして出会った人々です。

美容看護師は患者様に常に見られる立場です。

自由診療なので身なりも整えなければいけません。

そのため、面接に行く際は身なりにも十分注意して向かうようにしましょう。

美容看護師に受からない方向けの対策3選

次に美容看護師に受からない方に向けて、私の経験談から対策を3つ紹介します。

これで100%内定がもらえると断言はできませんが、転職・面接能力は伸びます。

していない項目がある方は、ぜひ試してみてください。

ホームページとSNSから情報収集する

志望する美容クリニックの情報はホームページとSNSから集めましょう。

上記の内容を元に、クリニックの全てを理解する勢いで情報収集をする必要があります。

クリニックのSNSでは採用情報や新人教育の流れをダイジェストにまとめている動画もあり、就職後のイメージにもつながります。

情報収集した内容を元に、自分の強みやアピールポイントを考え、志望動機や面接で聞かれる質問の回答を考えましょう。

スキルや資格を身につける

自分の強みに自信がない方は、スキルや資格を身につけることでアピールになります。

美容クリニックは病棟とは異なる業務のため、必要なスキルや資格も違います。

特にアートメイククリニックへ志望される方は、アートメイクの学校を卒業していると優遇される事例もあるので、募集要項を確認しましょう。

また、外国の方も施術を受けられる場合もあります。

上記の言語が話せるスタッフは貴重なので習得するのも1つです。

他にも美容クリニックでは、看護師もパソコンスキルがあって損しません。

SNS活動やポップ作りなどをする場合もあり、パソコンスキルがあることで役立つことがありますよ。

また、フォロワーがいることも強みです。

フォロワーがいると人気や指名につながり、収入に直結する場合もあるので、フォロワーが多いに越したことはありません。

おすすめの資格を以下の記事でまとめているのでぜひ合わせてご覧ください。

転職エージェントに登録する

転職初心者の方は転職エージェントに登録から始めてみましょう。

転職エージェントは転職のプロフェッショナルです。

無料でサポートも受けられるのが強みです。

転職エージェントの使用の流れは以下の通りになります。

私が実際に使用したおすすめの転職エージェントも紹介します。

転職エージェント利用が初めての方にもおすすめですよ！

美容クリニック採用基準のよくある不安

美容クリニックの採用基準でよくある不安や疑問を紹介します。

顔採用について

顔は採用基準にないです。

美容看護師に必要なのは顔の綺麗さや可愛さではなく、清潔感になります。

身だしなみや所作など大切なことは別にあります。

それは、美容クリニックで働いていると美意識が上がったり、福利厚生の美容施術で自分に自信をつけたりできるからです。

顔採用は実際にはないクリニックがほとんどです。

常識あるマナーや清潔感を身につけましょう。

年齢制限の有無

年齢制限は実際にあります。

美容看護師の年齢制限は早いクリニックだと30代で締め切られる場合も珍しくありません。

しかし、私の経験上、年齢制限以上のスタッフとともに勤務したこともあります。

それは、元々美容看護師経験があったスタッフです。経験があるため、年齢制限が緩和されたケースです。

ただし、応募書類を提出した際に年齢を記載するので、その時点で弾かれる可能性も大いにあるため参考程度にしてくださいね。

年齢制限に関する記事は下記の記事にまとめていますので合わせて見てください！

体型について

道を塞がない、作業の邪魔にならない程度であれば、問題ないため採用基準には当てはまりません。

無理なダイエットは肌荒れの元なので、体型を気にしすぎずにスキルを磨きましょう。

実際にいた不採用志望者例

ここからは実際に私が面接官をしていて不採用にしていた例を一部紹介します。

面接対策に関するまとめ記事も合わせて役立ててください！

面接官が来ても座りっぱなしの人

面接官が来てそのまま座りっぱなしの人はダメです。

面接官より先に面接部屋に通されることがあり、先に座るケースは多くあります。

最初はそのまま座っていて問題ないのですが、面接官が来れば挨拶として立ち上がるのは礼儀です。

稀に、面接官が来ても座ったまま挨拶する人がいるので注意しましょう。

タメ口混じりの人

敬語の中にタメ口が混じっている人も多いです。

日常的にタメ口混じりの敬語の人は多く、本番の面接で不意に出てしまう人もいます。

美容看護師は接客業も含まれているので正しい敬語は必須です。

面接でできていないとなると、日常的に使えずに大切な場面で使用してしまう可能性もあるので、面接では正しい敬語を話す意識を強く持ちましょう。

買い物やバイト帰りで荷物がいっぱいの人

買い物やバイト帰りなのか荷物が多くある人も印象があまりよくありません。

面接に来たのは何かのついでなのかと疑問を持たれてしまいます。

実際の空き時間は何をしても問題ないですが、手荷物は極力少なくし、多くなりそうであれば面接の時間のみコインロッカーに預けて工夫をしましょう。

内定落ちした時の次の行動を紹介

では、実際に内定落ちした場合の次にすべき行動をお伝えします。

美容クリニックは落ちることがほとんどです。

落ち込む時間はほどほどにして、次のステップに進みましょう。

同じクリニックを志望するなら最低1年は待つ

内定落ちしたクリニックでどうしても働きたい場合、再応募には最低1年待つ必要があります。

早く応募したい気持ちはわかりますが、内定落ちをしたのは何かしら理由が考えられます。

次に応募する際は何かしら成長した姿を見せる必要があるでしょう。

また、クリニック側もいつ応募したのか把握しているのでスパンが短すぎると、常識が足りていないと懸念される存在にもなりかねないです。

再応募する期間は最低1年空けるようにしましょう

クリニックによっては再応募の期間が1年よりも短かったり、長かったりする場合もあるので採用情報を確認してからの応募がおすすめです。

他の美容クリニックを受けまくる

気持ちを切り替えて別のクリニックを受けるのも1つです。

美容看護師は競争率が高く、受かればラッキーくらいの気持ちの方が楽になれます。

また他の美容クリニックで働くことで第一希望のクリニックに受かる近道になるかもしれません。

美容クリニックで美容看護師歴をつけると採用率がUP

経験者となれるので前回内定落ちしたとしても、状況が異なります。

一度違う美容クリニックで力を身につけてから転職するという方法もあるので、少し視点を変えて検討してみてください。

よくある質問

ここからはよくある質問にお答えしていきます。

Qどうして競争率が高いの？

美容看護師が人気なのは下記の理由が挙げられます。

・日勤のみ

・高収入が目指せる

・働きながら綺麗になれる

夜勤が苦手な方や、看護師として新たな働き方を求めている人におすすめです。

キラキラ世界に見えるもんね〜

転職先としてかなり人気で、転職時期（1月〜3月）の採用率はかなり高く、未経験だと内定率は3割程度のケースもあります。

そのため、看護師の免許を持っているだけでは受からないので、合格にはスキルや経験など工夫が必要です。

Qどこから面接は始まっているの？

面接は応募書類を提出した時点で始まっています。

面接官は応募書類を上から下までしっかりと見て、あなたのことを知ろうとしています。

そのため、提出書類で手を抜けば取り返しのつかないことになるかもしれません。

応募書類で落とされることも珍しくないので、しっかりと対策をしましょう。

Q転職エージェントで採用率は変わらない？

実際に働いているスタッフは、転職エージェント経由の人が複数人いました。

一定数採用枠が決まっていると聞いたこともあります。

そのため、転職エージェントを利用したから採用率が落ちるという確証は得られません。

しかしここだけの話、心配な方は転職エージェントで転職スキルを無料で身につけてから、第一志望のクリニックへ自分から応募するという裏技もあります…

おっとっと、言っても大丈夫なの…？W

何事も工夫次第なので、個人的に転職初心者は転職エージェントは使うべきだと思っています。

私自身、転職エージェントのおかげで転職スキルが身についたと言っても過言ではないくらいお世話になりました！

まとめ

内定落ちしてしまうと、否定された気持ちになり、マイナスな気持ちになりますよね。

残念ながら内定落ちには理由があります。

その理由を明確にし、対策や工夫をすることであなたが美容看護師になれる確率はグンっと上がります。

私自身も何度も内定落ちしましたが、転職エージェントに助けられ、努力して美容看護師になれました。

気持ちを切り替えて次のステップへ進み、当たって砕けろ精神で受けまくって転職スキルを身につけましょう。

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